「大事なことはすべて記録しなさい」@鹿田尚樹
右ページにメモをとり、左ページには自分のアイデアを書き足すというルールにすると、右はインプット情報、左は自分の頭から出た(アイデアなど)アウトプットの情報だとことも、瞬時に分かります。
ノートにメモを取る際に、この方法を今月に入ってから実践しています。以下の2点で有効でした。
まず1点目は、今まではメモを読み返した時に、情報を書き足したくても十分なスペースがなく余白に書き足し、内容が読みづらくなっていました。
2点目は、左のページを開けることにより、圧迫感がなくなり読み返す負担が減少しました。誰でも経験があると思いますが、ページにたくさんの情報が書かれているとどれが重要な情報化わかりづらく、すべての文字を読む強制力が生まれます。その強迫観念が左のページを空けることによりなくなります。また何か空白があると人はそこを埋めたくなり、より読み返しの行為が有効になります。
読書の記録をとる際に、オススメのフレームワークが「PERP」です。
「P」…ポイント(Point)
「R」…理由(Reason)
「E」…エピソード(Episode)たとえ話(Example)
「P」…ポイント(Point)
評論文の以下の形をわかりやすく書き換えたものです。
「結論」→「根拠」→「具体例」→「結論」
論理的に文章を書く際の骨格なのでしょう。読む行為でもその骨格をしっかり捉えるとかなり効率がいいということでしょう。
何かの本で、「よくエピソードだけをメモしている人がいて、それはあまり効果がない」というのを思い出しました。「そのエピソードはその作者独自の体験であるから、汎用性がないので、それを実行してもうまくいかない」と書かれてありました。「ポイント」だけを書いてもどのように実行したらいいかわからないので、具体例もメモする重要性を強調されていました。
メモを取る方法論の書籍はたくさん出ており、いろいろなことが書かれていますが、結局以下の2点だけが重要だと思います。
1.メモを取った後に読み返す行為を習慣化する方法
2.読み返しやすいメモの取り方(=内容がすっと頭の中に入る書き方)
どのように自分の生活の中に、メモを読み返す行為を組み込むかだと思います。3日坊主を気にせず、思い出したらメモを読み返すという行為を繰り返したら、そのうち習慣化すると思います。完璧をもとめず6割7割でOK。だって人間なのだから。