大人のドリル和算能力アップ@佐藤健一より その1

大人のドリル和算能力アップ 佐藤健一

http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E4%BA%BA%E3%81%AE%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%AB%E3%80%8C%E5%92%8C%E7%AE%97%E3%80%8D%E3%81%A7%E8%84%B3%E5%8A%9B%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97-%E4%BD%90%E8%97%A4-%E5%81%A5%E4%B8%80/dp/4408592412

大人のドリル和算能力アップより一問

京都より江戸までは121里ある。1日に8里歩く人が京都より江戸へ下る。また、1日に13里歩く人が江戸から京都へ上る。ただし、京都から下る人は江戸から上る人よりも2日前に出発している。この2人が出会うのは何日後か。<<

【私の解き方】
江戸から京都へ上った人が歩いた日にちをxとすると、
京都から江戸へ下った人が歩いた日にちは(x + 2)になる。

そして、以下の式が導かれる。
8(x+2) + 13x = 121
8x + 16 + 13x = 121
21x = 121-16
21x = 105
x = 5

答え.京都から下る人が出会うのは7日後、江戸から上る人が出会うのは5日後

【雑記】
1里 = 36町
1町 = 60間
1間 = 6尺五寸
1尺 = 約30.3cm

1里をkmに直すと、
30.3cm × 6.5 × 60 × 36 = 約 4254120cm = 4.25412km

京都から下ったひとは、1日に33.6km歩いて、江戸から上ったひとは、1日に54.6km歩いてることになります。江戸から京都までの距離は、訳514.7kmになります。

京都から江戸に行くことを「下る」ということから、日本の中心はあくまでも京都だったんですね。新幹線で「上り」「下り」の言葉が使われますが、現在と江戸時代では逆になっていますね。