「1秒!」で財務諸表を読む方法【実践編】」のメモ その1

「1秒!」で財務諸表を読む方法【実践編】」 小宮一慶


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【安全性分析】
流動比率流動資産÷流動負債
※120%以上あれば安全(一般)

当座比率当座資産÷流動負債
 当座資産=現金及び預金+受取手形及び売掛金+有価証券ー貸倒引当金
※90%以上あれば安全(一般)
※「Quick Ratio」「Acid Test」

③手元流動性=(現預金+すぐに売れる資産+すぐに借りることのできる与信枠)÷月商
※すぐに売れる資産≒有価証券
※すぐに借りることのできる与信枠・・・
      ・銀行から与えられている与信枠
      ・「コミットメント」(0.25%程度の手数料を払って、必要なときにかりられる契約)
      ・割引可能な受取手形
      ・ファクタリング(銀行やリース会社に売掛債権を売却すること)可能な売掛金
※基準=大企業1ヶ月、中堅企業1.5ヶ月、中小企業1.7ヶ月

安全性指標の優先順位
1.手元流動性
2.当座比率
3.流動比率
4.自己資本比率

【注意点】
・「利益剰余金」は「利益」の蓄積であって「資金」の蓄積ではない
・「少数株主持分」は100%の子会社が存在するときに存在する